翻訳: 市岡祐次郎
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Snapchatは、海外の若者たちの間で流行しているだけではない。

正直なところ、最初は私もSnapchatは海外の若者たちの間でのみ流行していると思っていました。でも、そうとも限らないのです。実際使ってみたら、これまで使ったことのあるどんなソーシャル・ネットワークとも違う、全く新しいインターフェイスに、初めのうちは戸惑ってしまいました。ただ、あれこれいじってみてようやく慣れてきたら、最近では最も頻繁に使うアプリのひとつになったのです。Snapchatの使い方について深く考える必要はない、そう言いたいのは私だけじゃないはず。まずは、一般的なユーザーにとってどこが良いのか、ご説明しましょう。

 

人とより親しくなれる。

Snapchatが出てくる前、一般的なソーシャル・ネットワークは、ストリームを閲覧したりそこへアップロードすることに集中していました。自分のプロフィールに投稿が残るので、投稿者はじっくり考えて準備してから投稿していました。そのため多くの場合、共有することを躊躇したり、正直な気持ちの表現ができずにいました。Snapchatは開始画面がカメラになっていて、投稿したものは閲覧される、または24時間経つと、自動的に消去されるようになっているため、毎日の一瞬一瞬を気軽に共有でき、友だちと簡単に近況を伝え合うことができるようになりました。その、正直な気持ちを伝えられるという点と、すぐに消去されるという点が、人気の理由のひとつです(現在は 65%のユーザーが毎日のように何かを投稿し、80億本の動画が毎日閲覧されています。Facebookの1日の動画閲覧数は同じ水準の約80億回ですが、ユーザー数はSnapchatよりも数倍も多いのです)。また、見たくもない投稿を延々と見させられるようなストリームと違って、Snapchatはユーザーが誰の投稿を見たいかを選択することができ、うっとおしさを感じさせません。

「でも、Snapchatは日本ではまだそこまで人気じゃないし、やる価値あるの?」とお思いでしょうか。そんなあなたのために、やるべき理由をいくつか挙げてみました。

 

1. Snapchatは、ユーザーがソーシャルメディアに求めていることの時代流れに合っている

メディア企業Fusionは、Snapchat Discoverに彼らのコンテンツと関連のあるグラフィックやショートムービーをフルスクリーンで掲載しています。

メディア企業Fusionは、Snapchat Discoverに彼らのコンテンツと関連のあるグラフィックやショートムービーをフルスクリーンで掲載しています。

ニュースチャンネルCNNはSnapchat Discoverの最後、視聴者に「さようなら。また明日ね!」と言います。そして次の日に、新しいコンテンツを出します。

ニュースチャンネルCNNはSnapchat Discoverの最後、視聴者に「さようなら。また明日ね!」と言います。そして次の日に、新しいコンテンツを出します。

最近の研究で、若いユーザーによるソーシャルメディアへ投稿数は少なくなり、より親しい関係のコミュニケーションスタイルが好まれていることが分かっています。MessengerやWhatsapp、WeChatなどのメッセージ・アプリの使用率が上昇しているのはこのためです。日本でも、LINEが人気を博していることが何よりの証拠です。次にソーシャルメディアでどんな流行がやってくるかを知りたければ、会社のデスクに座っている年配者ではなく、流行の発端となる若い人たちに注目すべきです。実際のところ、絶えず押し付けられる大衆向けコンテンツに人々は飽き飽きしているのに、多くの企業はこのようなソーシャルメディアのやり方に慣れてしまっているのです。人々は、これまで受け取ってきたようなものではなくて、もっと純粋なものを求めており、見たいものや交流したいものを自分で選択したいと思っているのです。Snapchatや似たようなメッセージアプリは、これを実現し、人々により多くの自由を与えます。

 

2. 「Snapchatの時代」に、パワーを手にするのは一般大衆。企業の方はこの流れに適応すべき

Snapchat Discoverチャンネルでは、企業が自社のビジネスに直接関連がない、ユーザーに楽しんでもらえるようなスナップが含まれています。例:「私は自動運転車が◯◯(←絵文字を入れて)。」ユーザーは簡単に自分の意見を示し、彼らの友人にそのスナップを共有することができます。

Snapchat Discoverチャンネルでは、企業が自社のビジネスに直接関連がない、ユーザーに楽しんでもらえるようなスナップが含まれています。例:「私は自動運転車が◯◯(←絵文字を入れて)。」ユーザーは簡単に自分の意見を示し、彼らの友人にそのスナップを共有することができます。

ユーザーが共感し、シェアしてもらうため、企業はコンテンツの中にこのようなスナップを挟みます。例:水曜日のスナップ。「カフェイン(エネルギー)が足りない。充電してください。#週まんなかの水曜日問題」

ユーザーが共感し、シェアしてもらうため、企業はコンテンツの中にこのようなスナップを挟みます。例:水曜日のスナップ。「カフェイン(エネルギー)が足りない。充電してください。#週まんなかの水曜日問題」

Snapchatでは、選択権はユーザーにあり、自分でどのコンテンツを見るか、どれを見ないかを簡単に選ぶことができます。それはつまり、ファンの興味をいかに持続させるか、いかにソーシャル・コミュニティの中で模範市民となるかを見分けるのはマーケティングをする側の仕事になるわけです。Facebookはこれを理解し、まず消費者を念頭に置いた広告ツールの開発に取り組み続けています。金を払う企業がユーザーを無視して、自分たちの望むものを、何でもいつでもストリームに投稿するだけという時代は少しずつ変化しつつあります。その変化に対応するため、今から準備を始めることが必要です。企業は、消費者のいる場所へ出て行き、そこで彼らを楽しませるべきです。そして、彼らに受け入れられるような適切な行動を取るべきです。でなければ、多くの聴衆を失うことになりかねません。

 

3. Snapchatのような大手ソーシャルネットワークは、時間こそかかるもののいずれは日本へ進出する

Facebook、Twitter、Instagramはどれも、海を渡って日本で広まるのにしばらく時間がかかりましたが、今では大変な人気を博しています。Snapchatも、他の国ではすでに主流なソーシャルネットワークとして成長し、2000億ドル近い価値を持っており、日本でも大きな存在となることは間違いないでしょう。上述したネットワークと同じように、最初のうちは外国人コミュニティの間で始まり、それが次第に海外に興味のある日本人へ、そしてさらに一般の日本人へと広がっていくと思われます。すでに、国内では興味を示す人々が増え始めており、主流派になるのも時間の問題です。ビジネスとしての立場から見れば、これまでのところ広告を出せるのは公式出版社や大金を支出できる企業に限られていましたが、それも少しずつ、小企業でも広告が出せるように変わりつつあります。

ユーザーは、日本を含む世界中の地域のジオフェンスに基づくフィルターを使用できます。 また、企業は自身で制作したフィルターをシェアし、ビジネスやイベントを促進のため活用することができます。

ユーザーは、日本を含む世界中の地域のジオフェンスに基づくフィルターを使用できます。 また、企業は自身で制作したフィルターをシェアし、ビジネスやイベントを促進のため活用することができます。

Snapchatは特別な休日やイベントに対応してフィルターをリリースします。ユーザーがその地域にいる場合のみ、そのフィルターを使用することができます。例:天皇誕生日

Snapchatは特別な休日やイベントに対応してフィルターをリリースします。ユーザーがその地域にいる場合のみ、そのフィルターを使用することができます。例:天皇誕生日

文化的ハードルもそれほど高くなく、国内の競争相手は実質的に少ないと思われることから、Snapchatは新たなネットワークとしての地位を確立するものと予想されます。有名人が使っていることや、Snapchatの面白レンズ機能のおかげで、既に多くの日本人が興味を抱き始めています。Snapchatが日本でブームになった時のために、この記事を共有したいと思います。

 

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